水のエネルギー
こんにちは。章紡ぎコーチの尾嵜佳子です。
今日は「水」のエネルギーです。
「水」と言われて、何を思い浮かべますか?
海?
川?
湖?
水道?
コップの水?
ダム?
色々ありますが、
水のエネルギーは、一番身体に影響を及ぼすかもしれません。
なぜなら、
年齢によって差はあれど、人間の身体の約70%が水分だからです。
私たちの命の始まりは、羊水の中。
切ってもきれないものだから、
身体の中に取り入れる水にはこだわりたいところ。
また、水にまつわる諺や四字熟語がたくさんある通り、
私たちの身近にあることがよくわかります。
「水に流す」
「明鏡止水」
「行雲流水」
「水が合わない」
「水は方円の器に従う」
「雨降って地固まる」
「流るる水は腐らず」
「上善は水の如し」
「古川に水絶えず」
「智者は水を楽しむ」
「水清ければ月宿る」
さて、
水が澱んでしまったらどうなるでしょう?
川の澱みには堆積物が積み重なり、流れにくくなり、
湖だと水質が悪化してきます。
常に流れ続けるからこそ、透明感が保たれる。
だからこそ、
身体にも溜め込むのはよくないということですね。
身体の機能で言えば、
排せつやリンパの流れを良くすることに繋がるのでしょう。
いつも思い出すフレーズは、方丈記。
(原文)
ゆく河の流れは絶えずして、
しかももとの水にあらず。
よどみにうかぶうたかたは、
かつ消えかつ結びて、
久しくとどまりたるためしなし。
世の中にある人と棲(すみか)と、
またかくの如し。
(現代語訳)
流れる川の流れは絶え間ないが、
しかし、その水は元の水ではない。
よどみの水面に浮かぶ泡は消えては生じ、
そのままの姿で長くとどまっているというためしはない。
世の中の人と住まいも、これと同じなのだ。
常にエネルギーをクリアに保つために、
やることも同じですね。
現状維持ではなく、
常に新しいものを取り入れ続けること。
分量は人それぞれ。
溜まるものが増え続けることは、
執着にも繋がりかねません。
よく言えば、「こだわり」ですが、
溜まりすぎるとマイナスの「執着」に。
そうなってしまうと、良いことは何もありません。
さじ加減を間違えないようにしましょうね。
波の音は、地球の胎動。
河の流れは、浄化。
身体の中の水の状況にも、心を配ってみましょう。
自分の状況を客観視できるかもしれませんよ。